2008年3月17日
作庭家あれこれ 雪舟の巻日本庭園に興味があるリンコとピエール。今日は雪舟が作ったと伝えられている庭につい... [ 続きを読む ]
日本庭園に興味があるリンコとピエール。
今日は雪舟が作ったと伝えられている庭について話していました。
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ピエール:
この前から、日本の作庭家について紹介してもらってるけど、
今日は誰についてかな?
リンコ:
今日は雪舟(せっしゅう)について話そうかな。
ピエール:
あー、知ってる!確か室町時代に水墨画を描いた人だよね。
リンコ:
その通り。
雪舟は涙を使って絵を描いたエピソードが有名なんだよ。
ピエール:
どんなエピソード?
涙で絵を描くなんて、とってもロマンチックじゃない!リンコ:
現在の岡山県にある宝福寺というお寺に入っていた幼い頃の雪舟は
絵を描いてばかりでお経を読もうとしなかったらしいの。
それに怒った僧が雪舟を仏堂の柱にしばりつけてしまった。
ピエール:
何もそこまでしなくても・・・。
リンコ:
少しして、「こりてるかな?」と雪舟の様子を見に行った僧は、
床に描かれたネズミの絵にびっくり。
雪舟が床に落ちた自分の涙を足の親指につけて描いたものだったんだ。
僧はその見事さに感心し、絵を描くことを許したんだって。
ピエール:
すごーい!
ちょっとぼくが期待してたエピソードとは違ったけど、
それほど小さい頃から絵がうまかったってことだよね。
でも、彼が庭も作ってたなんて知らなかったよ。
リンコ:
どうせ男女の甘い恋物語だとでも思ったんでしょ(笑)
雪舟が作ったと伝えられている庭は全国にいくつかあるんだけど、
近畿圏で唯一のものが東福寺の塔頭・芬陀院(ふんだいん)の庭なんだ。
芬陀院の庭は京都でいちばん昔からある枯山水庭園だとか。
火災に遭うなどして荒廃していたんだけど、
昭和14年に重森三玲らによって復元されたんだって。
ちなみに書院の東側にある庭は重森三玲作。
ピエール:
それはすごいね。芬陀院ってどんなところ?
リンコ:
芬陀院というのは、室町時代の元享年間(1321?24)に
公家・一条経通(つねみち)が父の菩提を弔うために創建したもの。
雪舟が作ったと伝わる庭があることから、雪舟寺とも呼ばれるんだよ。
さて、その雪舟作の庭は比較的平らな土地に白砂と苔、
石組を用いたシンプルな構成。
石組で鶴と亀が向き合うように配されているため、
鶴亀の庭とも呼ばれるよ。
ピエール:
ん?そのネーミングどこかで聞いたことあるぞ…?
リンコ:
以前三玲について話したときにでてきたわよね、たしか。
じゃあそのときはいわなかった石組のエピソードを教えるわ。
なんとね、石組の亀が夜な夜な庭の中を動き回っていたんだって。
それを見てこわくなった和尚が雪舟に相談したところ、
亀の甲羅に石を置いて亀を動かなくしたとか。
ピエール:
動き出しそうなくらいよくできた石組ってことだね。
リンコ:
お茶にも縁のある寺で、茶道を愛した一条恵観(えかん)が、
お茶を楽しんだ茶室・図南亭(となんてい)を
昭和44年に復元した恵観堂もあるんだよ。
書院ではお庭を眺めながらお抹茶とお菓子もいただけるよ。
ピエール:
わー、行ってみようっと。Salut(またね)!
芬陀院
【場所】京都市東山区本町15丁目東福寺山内
【拝観時間】9?17時
【拝観料】300円
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