2008年4月24日

狩野永徳ってどんな人?その2

前回は狩野永徳がどんな人なのかということを話したリンコ。
今日は永徳について、もう少し詳しい話をピエールにするつもりです。
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ピエール
ボンジュール、リンコ!
君に会えるのが待ち遠しかったよ!

さぁ、早く昨日の続きを話して!

リンコ
OK、ピエール。
じゃあ今日は「永徳のどんなところが天下人に受けたのか」ということや
「現代人にこれほど受けるのはなぜか」ということ、
また、寺などで常時観られる作品について紹介するわね。

まず
永徳のどんなところが天下人に受けたのか」。
それは、壮大、豪快、華麗な作風にあると考えられるわ。
大胆な構図や金箔と鮮やかな色遣いが天下人の美意識や
ゴージャスな作品を持ちたいという征服欲を満足させたのではないかしら。

ピエール
なるほど。たしかに当時権力を握っていた
織田信長や豊臣秀吉は派手好きで知られているもんね。

ゴージャスな永徳の作品が彼らのニーズに
すごくマッチしてたっていうのは、よく理解できるよ!

リンコ
でしょ?
そして次に「現代人がなぜここまで注目したのか」だけど

これはひとつはミーハー心
織田信長や豊臣秀吉に認められ、かわいがられたという
絵師の作品がどんなものか見てみたいっていう
気持ちが少なからず湧き上がってくるのは当然よね。
それに加えて、作品の希少性というのもあると思うわ。
永徳は安土城、聚楽第、伏見城、大阪城など
数々の建築の障壁画などを手がけたけれど、
戦火などにまきこまれ、その大半が失われてしまったの。
ピエールが行った特別展「狩野永徳」は
残った数少ない作品が一堂に介した数少ない機会だから
必然的に注目されたのね。

ピエール
本当にすごい人だったんだよ!
ぼくはてっきり誰かスターがきているのかと思ったもの。

リンコ
ある意味では永徳もスターだけどね。
日本美術史上もっとも著名な画人の一人だもの。

ピエール
そうだよねー。
そう思えばぼくはその貴重さを知らずに
ただ漫然とスター画人の作品を見ていたんだね。

なんてもったいないことをしてしまったんだろう(涙)

リンコ
まぁまぁ、落ち着いて、ピエール。
幸い、京都には今からでも
観られる永徳の作品がある
のよ。

ピエール
えっ?本当??
どこどこ?どこにあるの?

リンコ
ひとつは、南禅寺
大方丈の襖の絵を狩野派が手がけ、その中に永徳の作品もあるの。


襖に描かれた永徳の作品は「群仙図」や「二十四孝図」などね。

中国の仙人を題材にした「群仙図」は金色の地に
ガマガエルを使って妖術を行おうとする仙人あり、
口から魂を吹き出す仙人あり、
鶴に乗って飛び立つ仙人ありと
バラエティ豊かな仙人の姿が描かれているわよ。

近寄って鑑賞することはできないけど、
ツウな人は双眼鏡持参でいくらしいわ。

ピエール
南禅寺の方丈っていえば、小堀遠州の枯山水庭園があるところだよね?
ぼくこの前リンコに聞いて行ったばかりだよ!

なんてことだ!
庭園に夢中でそんなすごい作品があったなんて
まるで気がつかなかったよ!!

なんでぼくはいつもこんなにおっちょこちょいなんだろう....。。orz

リンコ
ま…まぁそう落ち込まないでよピエール。

ほかにもまだあるのよ。
大徳寺の塔頭・聚光院(じゅこういん)には
障壁画「竹虎遊猿図(ちくこゆうえんず)」、
「花鳥図(かちょうず)」など数々の作品があるの。
その時期を狙って行けば、また見られるから
こまめに情報をチェックして行きましょうよ。ね?

ピエール
ウン…。

それにしても、リンコはやさしいなぁ。
ぼくリンコに恋をしちゃいそうだよ…。。

リンコ
そういうわけで、また今度ね、ピエール!

ピエール

え?えー!!

ひどいよリンコ!
ぼくの気持ちを無視するなんて??(涙)(涙)


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